【VGC2021(シリーズ9)】ボルトマンムービートダウン【PJCS2021本戦使用構築】
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https://pokepast.es/c3a42d347ff9c1b3
最高1550代(8-3) 最終1507くらい(多分10-8)
今年は勝ちきれませんでした。
いい結果を残すことはできませんでしたが、今後のためにも色々書き残しておこうと思います。
【パーティの方針】
僕の得意なパーティは以前記事を書いた「最強スイッチ」のような対応力の高いグッドスタッフのスイッチトリル系統です。
自分はこのパーティを1月のGlobal Challengeでも使ったのですが、あまり勝てませんでした。やはりポリ2ブリザポスのような足の遅いパーティはどうしても受け身になってしまう点がインターネット大会で弱く、実際にこの大会の上位の構築を見ても、レイスポスやドラテラのように自分主導で殴っていける構築の活躍が目立ちます。
ということでその反省を生かし、今回は序盤からガンガン攻めていくスタイルのパーティを組む方針にしました。
また、レジスチルや怪電波ポリ2といった詰ませる系のポケモンの対策、相手から予想されにくい技や持ち物をパーティに取り入れたいと考えていました。
【構築経緯】
今回はマンムーを使ったパーティを組むことにしました。マンムーはレジエレキ、ランドロス、ボルトロス、ガオガエンなどどこにでもいるポケモンに対して滅法強く、グッドスタッフ系のパーティの多くに刺さります。
上から高火力で殴っていくコンセプトで最初に組み合わせたのはリザードン+コータスです。リザードンが苦手としている、レジエレキや霊獣ランドロス等にはマンムーが強く相性がいいです。
しかしコータスが弱く、カプ・レヒレにミストフィールドを貼られると強みのあくびが通らず置物になってしまいます。マンムー自身もレヒレにはあまり有利ではなく、構築単位でレヒレがきつくなりがちになってしまうことが気になり、没となりました。
次に組み合わせたのが霊獣ボルトロス。蓄電+地面の並びでレジエレキを完封する狙いです。こちらはまあまあ手ごたえがあったのですが、バナコーポリ2への勝率が良くありませんでした。
対バナコーポリ2系統への安定した先発を考えた時に、いわゆるBIDCパ(
)の化身ボルト+ガエンの選出がこれに滅法強いことを思い出しました。
ボルトガエンにマンムーを組み合わせたパーティで、リンダマンさんがS14最終2位+4位を取っており、この並びが強いことも証明されています。
参考
ということでBIDCさん、リンダマンさんのパーティをベースに構築していきました。
【個別】
陽気 167(100)-149(108)-96(44)-*-101(4)-179(252)
ワイルドボルト/空を飛ぶ/馬鹿力/エレキネット
HB:(ダイマックス時)意地っ張りドラパルトの命の珠+手助けダイホロウ耐え
A:H252振りゴリランダーを12/16で1発
このポケモンに序盤からダイマックスを切り、ダイジェットやダイナックルを隣のアタッカーに乗せて相手を崩していくのが基本の立ち回りです。
ドラパルトに対して余裕がないパーティなので最低限この耐久ラインが必要で、できるだけ火力を上げたかったのでBIDCさんの配分(175-146-91-*-101-179)をベースにBに振ることで火力を上げました。これによってダイジェットでゴリランダーを倒せる確率が少し上がっています。
霊獣ランドロス@こだわりハチマキ
意地っ張り 191(212)-195(100)-112(12)-*-101-134(180)
岩雪崩/地震/空を飛ぶ/馬鹿力
HB:陽気ウーラオスのこだわり鉢巻あんこくきょうだ耐え
陽気ドラパルトの命の珠ダイホロウ耐え
S:ダイジェットorエレキネットで最速130族抜き
ポリゴン2を倒す手段を増やしたかったので、こだわりハチマキを持たせました。
地震や岩雪崩の火力も上がり、先発での崩し性能も上げることができます。
マンムー@命の珠
陽気 186(4)-182(252)-100-*-80-145(252)
つらら落とし/10万馬力/氷の礫/守る
A:H252振り霊獣ランドロスを氷の礫で確定1発
このルールでトップクラスの強さがあると考えている霊獣ランドロスとレジエレキに対して強い点を評価して採用しました。これらがいるパーティに対して滅法強い反面、今大会で流行りのファイヤー+メタグロス+オーロンゲ系統にはあまり刺さっておらず、この大会の環境にはあまり合っていなかったように思いました。
カプ・レヒレ@こだわりメガネ
控えめ 167(172)-*-135-155(204)-150-122(132)
C:D4振りドラパルトをマジカルシャインで確定1発
このゆびとまれ+竜の舞ドラパルトと鉄壁ボディプレス勢の対策として、マジカルシャインとトリックを採用したこだわりメガネ型で採用しました。トリックはサマヨールなどのサポートポケモンにも打つことがあります。
悪ウーラオス@気合のタスキ
陽気 176(4)-182(252)-120-*-80-163(252)
インファイト/暗黒強打/不意打ち/守る
物理中心のパーティであり、物理耐久の高いメタグロスへの打点を増やしたかったので悪で採用しました。
ガオガエン@弱点保険
意地っ張り 202(252)-165(116)-116(44)-*-112(12)-91(84)
HB:A+2メタグロスのダイアースを15/16耐え
S:最速モロバレル抜き
ポリゴン2、サマヨール、フシギバナ+コータス、ブリザポスなど、トリックルームを使ってくるようなパーティに対してはガオガエンを選出し、このポケモンにダイマックスを切ることが多いです。
守るか挑発どちらを採用するか悩みましたが、守るの方がガオガエンの技として読まれづらいと思い守るを採用しました。
【選出】
非トリル系統への基本選出
先発:+or
後発:+
ダイマックス化身ボルトロス+こだわり持ちの全体技で相手に圧力をかけ、対面性能の高いマンムーとウーラオスを後発に控えさせます。
トリル系統への基本選出
先発:+
後発:+
相手のエースアタッカーがダイマックスするタイミングでこちらもガオガエンのダイマックスを合わせていきます。ダイマックスをするまでにガオガエンのHPをなるべく多く残すため、守るをうまく使っていきたいです。
相手のトリックルームやダイマックスターンを稼ぐため、空を飛ぶを使うことが多いです。
きついポケモン
このあたりは大会前からきついことがわかっていましたが、最近はカミツルギが以前よりも数を増やしており、ここは見直す必要があったかもしれません。
それぞれ単体はそれほど重くないのですが、対メタグロスはランドロスで地震を当てた後にウーラオスで倒したく、トリックルーム後にメタグロスが出てくる展開だと厳しいです。パーティ全体としてメタグロスのダイマックスを交代やサイドチェンジなどで凌ぎにくい点があまりよくないです。
【反省点】
マンムーを使いたいということは結構速いうちから考えていたのですが、そこからこの形に行くまでに時間がかかってしまい、このパーティが完成してからほとんど回せませんでした。 その結果、パーティ内容にほぼほぼ納得した状態で大会に持ち込むことができましたが、プレイに関してはあまりベストなプレイができておらず、パーティ内容に関してももう少し煮詰められる部分があったのかもしれません。
色々なパーティの理解度を深めるために流行りのパーティはほとんど回したのですが、それに少し時間を使い過ぎました。
ここを改善するため、大会までの残りの日数からスケジュールを立てて、環境考察から本命パーティ決めに移るタイミングを設定して取り組もうと思います。
【その他】
JCS本戦の対戦を振り返る配信をしました。よかったら参考にしてください。
調整段階で何回も見ました。めちゃくちゃ参考になるのでオススメです。
レート1位を取ったことがないので取りたい。
終わりだよ~