無理すぎ
【WCS2022】Rinya Sun(ブレードフォルム)【PJCS本戦使用構築】
PJCS予選ver.
PJCS本戦ver.
WCS以降ver.
【成績】
PJCS予選抜け(レート1773 59位)
PJCS本戦 33位(4勝2敗)
てるオフチーム戦 個人5勝1敗
Galar Farewell 5勝3敗
【構築経緯】
4月のINCで負けた後、当時環境トップクラスの使用率だったRinya Sunの理解度を深めるために使い込んだところ、構築やプレイングを煮詰めるのが楽しかったのでそのまま予選で使用するに至りました。
一般的なこの並びではカイオーガの処理速度が遅く、最後に食べ残しトリトドンで詰めるという展開になりがちですが、長期戦になると急所や追加効果等の運要素が発生しやすい点や読み合いの回数が増えてBO1の難易度が上がることや、当時一定数いた瞑想カイオーガに勝てないことが気になりました。
そこでザシアンにカイオーガへの明確な打点となるソーラーブレードを採用。世の中の構築の半分くらいはカイオーガかグラードンが採用されおり、それ以外のカメックス、トリトドン等のそこそこいるポケモンにも有効な打点となります。
カイオーガの処理速度が上昇したことで、トリトドンに食べ残しを持たせる理由が少なくなり、変更の余地があります。vsザシアン+カイオーガ構築でトリトドンを選出する際に発生しやすい場面として、ゴリランダーがトリトドンを攻撃してくるかどうかの読み合いがあります。これを回避するため、トリトドンにリンドのみを持たせることにしました。相手の盤面にゴリランダーがいても強気に欠伸を押していくことで、サイクル戦の主導権を握っていくことができます。
ソーラーブレードとリンドのみの採用が私が使用していたRinya Sunの特徴的な部分で、他はトレンドやルールに合わせて細かく調整していきました。
例えば、全国大会でRinya Sunを持ち込む際、白馬パルキアへの勝率が安定しなかったのが不安要素でした。しかし、白馬パルキアは使う人は結構いそうだが、全国大会の環境で上位まで残るほどの結果は残せないのではないかと判断していました。それなら決勝トーナメントで当たることは少なく、BO1でさえ勝つことができればよいのではないかと考え、リザードンを命の珠+りゅうのはどう型で採用しています。
実際に白馬パルキアは使用率に対してそこまで勝てていなかった印象があるので考え方としては間違っていなかったかもしれませんが、その後に使っていたお香トリック+ソウルクラッシュオーロンゲを採用することで汎用性を落とさずに対白馬パルキアの安定感を上げることができたので、構築力は甘かったですね。
【個別解説】
※Galar Farewellで使っていた最終バージョン
ザシアン@くちたけん ふとうのけん
意地っ張り 197(236)-233(172)-136(4)-*-136(4)-180(92)
巨獣斬/聖なる剣/ソーラーブレード/守る
ソーラーブレードでH252B4振りグラードンを15/16で1発
最速化身ボルトロス抜き
Aを高めにすることで突然グラードンをワンパンできます。
PJCS本戦ではA244振りで使っており、威嚇なしならガオガエンを高確率でワンパンできました。
意地っ張り 207(252)-209(156)-161(4)-*-121(84)-112(12)
断崖の剣/岩石封じ/ヒートスタンプ/シャドークロー
カイオーガ相手に初手で投げて天候をとれる確率を上げたいので、素早さ低めです。
そのぶんA高めにし、C無振りリザードンの火力不足をカバー。
リザードン@弱点保険 サンパワー
穏やか 185(252)-*-115(132)-130(4)-121(36)-131(84)
ブラストバーン/暴風/原子の力/守る
ペンギンさんのWCS使用リザードンの配分。
ポケモン WCS2022 ベスト8 使用構築|ペンギン【Naoto Mizobuchi】|note
オーロンゲに光の壁を不採用にしたので、特殊耐久高めのこの配分がマッチしていました。
トリトドン@リンドのみ 呼び水
呑気 213(212)-*-132(252)-112-108(44)-39
大地の力/冷凍ビーム/欠伸/守る
ゴリランダーのきせきのタネグラススライダー耐え
白バドの下を取れるように呑気。
オザシと白馬パルキア以外はあまり出しません。
もはやそいつらにも出さないことが結構ありますが、欠伸や呼び水のおかげで選出画面にいることが何よりも強いポケモン。
リンドはプレイの負担を減らせて好感触でした。
ガオガエン@防塵ゴーグル 威嚇
腕白 202(252)-136(4)-144(164)-*-121(84)-81(4)
悪技がなくても困らなさそうだったので、トリル凌ぎやメテオビームを受け流せる守るを採用。
ねむりごなや胞子にリスクをつけたかったのでジンゴ。
オーロンゲ@満腹お香 悪戯心
慎重 202(252)-140-104(148)-*-119(108)-80
ソウルクラッシュ/電磁波/トリック/リフレクター
威嚇+リフレクターでA実数値236までの巨獣斬耐え
このパーティで最もカスタマイズ性の高いポケモン。
お香トリックが化身ボルトロス、ハーブ霊獣ランドロスの素早さを奪うことができ、トリルにも刺さる点が強力。1度しか打てないことやザシアンに打てない点をカバーするため、電磁波も採用しました。
前述のとおり光の壁がない点はリザードンを穏やかで採用することでカバー。
攻撃技はパルキアへの勝率を上げるためにソウルクラッシュとしています。
【いろいろ語り】
個人の結果としては、PJCS33位で予選落ち。
最低でもDay2権利がもらえるベスト8を取りたいと思っていたので、トップカットにすら上がれなかったことはかなりショックでした。
WCSのDay1権利は獲得できましたが、今の状態で無理してWCSに参加しても、自分の満足のいく結果は残せないなと感じ、今年は権利を辞退しました。
剣盾以降、海外のレベルも上がっているなというのは、TOP4が日本人3人だった2019年のWCSと、TOP8に1人しか日本人が残れなかったのを見ても明らかだと思います。
対戦していて特に感じるのはBO3の駆け引きのうまさ。
私自身、今年はBO3のオフ会とかでは結構勝率よかったのですが、ワールドカップでは0-3だったりと海外プレイヤーの方がBO3は強かったなと感じます。
やはり日本人はPJCS予選でBO1を練習しているのに対し、海外プレイヤーはリージョナルやインターナショナルなどの公式大会に向けて常にBO3を練習しているので、経験の差が出ます。
公式大会だけやっていてはその差は埋まらないと思っているので、2023シーズンは海外オンライン大会に積極的に参加し、海外プレイヤーとのBO3の対戦をこなすことが目標です。その第一歩として、先日Galar Farewellという海外オンライン大会に参加しました。結果としては後1勝でトップカットに上がれなかったのですが、自分のプレイの甘さを感じることができ、よい学びの場となったのでBO3強くなりたい人におすすめです。なにより楽しいので!(深夜に開催される点は大変ですが)
やりとりはすべて英語ですが、「glhf(対戦よろしくお願いします)」と「gg(対戦ありがとうございました)」だけ言ってれば何とかなるので、英語力0でも問題ないです。
来年のWCSは日本開催ということで、権利さえ取れれば仕事やお金の心配がほぼなく参加できると思うので、強くなり得です。来年こそはWCSで上位取りたい。
【おまけ】
今年使った構築たち
INC Feb.使用構築 最高1820くらい
エルゲンみたいなザシバド。正面から戦いたくない感がすごい。
INC Mar.
アンセナさんリスペクト粉イベ。ブリザードランスよけて勝ったりした。
ボーダーチャレンジで引いたマンムーに全員弱点突かれて無事死亡。
INC Feb.
最遅リザードン採用のパルバド。基本選出4体でほぼ何とかなるので、残り2体は尖らせた。イエッサン黒バドに対してはオーロンゲをダイマックスさせる。おもろい。(負け)
BO3Cup 準優勝
オザシに勝つにはエレキトドンでは?というところから組んだ。控え目C特化エレキでダイサンダー打つだけ。グラードンを倒せるポケモンが白馬しかいない。
てるオフ#2 予選12連勝 TOP16
ルナ白馬の改良版。結構強くてお気に入り。
今までYouTubeはランクマ配信が中心でしたが、今後は動画もぼちぼち上げていこうかなと思っているのでよろしくね。
終わりだよ~
ザシアンやーめた
無理すぎ
【VGC2021(シリーズ9)】ボルトマンムービートダウン【PJCS2021本戦使用構築】
↓text
https://pokepast.es/c3a42d347ff9c1b3
最高1550代(8-3) 最終1507くらい(多分10-8)
今年は勝ちきれませんでした。
いい結果を残すことはできませんでしたが、今後のためにも色々書き残しておこうと思います。
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