【WCS2017】環境メタロイドブーン【PJCSライブ大会使用パーティ】

ポケモン	技1	技2	技3	技4	特性	持ち物
カプ・テテフ	サイコキネシス	ムーンフォース	マジカルシャイン	めざめるパワー[炎]	サイコメイカー	こだわりスカーフ
ウインディ	かえんほうしゃ	ソーラービーム	てだすけ	まもる	いかく	クサZ
ウツロイド	ヘドロばくだん	パワージェム	くさむすび	まもる	ビーストブースト	きあいのタスキ
マッシブーン	ばかぢから	どくづき	れいとうパンチ	まもる	ビーストブースト	カクトウZ
バルジーナ	イカサマ	おいかぜ	ちょうはつ	はねやすめ	ぼうじん	ソクノのみ
ジバコイル	10まんボルト	ラスターカノン	めざめるパワー[氷]	まもる	がんじょう	じゃくてんほけん

目次

戦績

PJCSライブ大会 スイスドロー4-2

パーティ構築経緯

JCS予選後、抜けていたら「本戦ではウツロイドを使う」と決めていました。
ウツロイドはこのルールで使用率の高いカプ系統やウインディにタイプ一致技で弱点を突くことができ、特にスタンダードなパーティによく刺さります。
実際にJCS予選でもウツロイドに苦戦させられることは多く、このポケモンを上手く使うことができれば勝ち上がれるだろうと考えました。

ウツロイドと組み合わせるポケモンとして最初に決めたのがウインディです。ウインディはウツロイドが苦手とする鋼タイプに強く、微妙に足りない火力を手助けで補うことにより、相手のウインディやカプ・レヒレを1撃で倒すことができるようになります。

次に採用したポケモンがマッシブーンです。マッシブーンはウツロイド+ウインディで相手をしづらいガブリアス、ギガイアス、カビゴンに滅法強く、高い物理耐久を持っているためこれらのポケモンに後出しして倒すことができます。マッシブーンの弱点をつけるウインディやカプ系統にはウツロイドが強いため、ウツロイド+ウインディ+マッシブーンで多くの相手に対応することができます。この3匹を軸にパーティを組むことにしました。

この3匹で環境トップにいる使用率の高いポケモン(あたり)に強くすることができたため、パーティの残り3匹で「これらのポケモンのメタとして採用されそうなポケモン」に厚くしようと思いました。
具体的にはあたりを使用するプレイヤーが全国では一定数いるだろうと予想し、上位を目指すにはこれらのポケモンも対策して他のプレイヤーの1歩先にいく必要があると考えました。

まずはウツロイド+マッシブーンのミラーで優位に立つための駒として、拘りスカーフカプ・テテフを採用しました。カプ・テテフはこの2匹以外にもフェローチェやハリテヤマ等の格闘タイプに強く出ることができ、さらにフィールドor手助けと合わせることでカプ・コケコを上から1撃で処理する手段をパーティ取り入れることができます。

5匹目にはバルジーナを採用しました。ここまでの4匹は耐久があまり高くなく、追い風やトリックルームにより上から叩かれる展開になると不利です。そこでS操作が可能な駒をこの枠に入れる必要がありました。既に採用しているウツロイドもトリックルームを使用することができますが、ウツロイド+マッシブーンではトリックルームをしても素早さが中途半端であり、この2匹は追い風と合わせたほうが使いやすいと感じました。追い風要員としてはバルジーナ、ウォーグル、フワライドの3匹が候補でしたが、ウォーグルは耐久の低さが気になったこと、フワライドはカプ・テテフと同時に選出しなければ軽業が発動できず、カプ・テテフを選出しないパターンも多いことを考えると微妙だったのでバルジーナになりました。バルジーナは挑発でトリックルームを妨害できることや、イカサマでメタグロスやガラガラに対する強力な打点を持っていることも採用を後押しする要因となりました。

6枠目は始めはカプ・コケコを使用していましたが、カプ・テテフ+追い風に対する勝率が著しく悪かったので、「テッカグヤやカプ・レヒレに対する打点を維持しつつカプ・テテフに強い駒」への変更が必要でした。そこで採用したのがジバコイルです。ジバコイルはカプ・テテフの一致技を半減でき、苦手な相手が出てきても特性の頑丈により1度は行動することができます。また、パーティに一貫している電気タイプに耐性を持っていることや、相手のウツロイドに対しても強いことなど気になっていた要素をほぼ解決することができ、これで納得のいく6匹が決まりました。

個別

カプ・テテフ@拘りスカーフ サイコメイカー
控え目 147-**-100-198-136-143
サイコキネシス/ムーンフォース/マジカルシャイン/めざめるパワー炎

技はメインとなるタイプ一致技2つに加えて、パーティ内に他に全体技を打てるポケモンがいなかったことからマジカルシャインと、カミツルギを1撃で倒せるめざめるパワー炎にしました。拘りスカーフ持ちのカミツルギは最近はSにほとんど割いていない場合も多く、種族値では負けていますが先に動けることも多いです。
配分はCSベースで、物理耐久を威嚇込でA182ガブリアスのジメンZやA233カミツルギのスマートホーンを耐えるラインまで上げました。

ウインディ@クサZ 威嚇
控え目 175-**-101-165-114-126
火炎放射/ソーラービーム/手助け/守る

キヌガワさんのウインディを参考にしました。
www.youtube.com
ウツロイド+マッシブーン+ウインディで処理しづらいトリトドン、バンバドロに強くなれるほか、毒づき+クサZでカプ・レヒレを、パワージェム+クサZでギガイアスを倒せるなど、相手の想定外の打点で色々なポケモンを落とせます。
後述するマッシブーンもZクリスタルを持っているため、どちらのZ技でどのポケモンを倒すか考えて打ちます。
クサZの火力はH振りカプ・レヒレに丁度耐えられる程度です。
神速はカプ・テテフと同居していると打ちづらいので不採用。
配分はC147カプ・コケコのフィールド込み拘り眼鏡１０万ボルト耐え。

ウツロイド@気合の襷 ビーストブースト
臆病 185-**-67-179-151-170
ヘドロ爆弾/パワージェム/草結び/守る

HB振りのウイのみ持ちやグラスシードも試しましたが、気合の襷が一番扱いやすかったのでCS襷で採用。トリックルーム要因ではないのでわざわざSを落とす必要もないため、これで正解だったと思います。
殆どのプレイヤーが使用しているカプ系+ウインディの並びに強いため、刺さるパーティが多いです。
ヘドロ爆弾、パワージェム、守るまではすぐに決まり、もう１枠は初めはウツロイドミラーを意識してサイコショックを使用していましたが、トリトドンの処理をクサZに一任したくなかったため草結びを採用しました。

マッシブーン@カクトウZ ビーストブースト
意地っ張り 183-209-160-**-86-119
馬鹿力/毒づき/冷凍パンチ/守る

格闘+毒+氷で非常に広い範囲に打点を持つことができます。
環境に格闘弱点で強力なポケモン(等)が多いため、格闘タイプの存在は非常に大きいです。
配分は馬鹿力で191-150ギガイアスを確定、素早さを大体のカプ・レヒレを抜けそうなラインまで上げて残りをDに振りました。
特殊耐久は命の珠臆病カプ・コケコのマジカルシャイン(ダブルダメージ)を耐える程度です。珠フィールド込み１０万ボルトは乱数で落ちます。

バルジーナ@ソクノのみ ぼうじん
穏やか 195-**-125-**-154-130
イカサマ/追い風/挑発/羽休め

イカサマが物理全般(特に)に対して強力な打点になります。
電気無効のポケモンがパーティにおらず、カプ・コケコがデンキZをためらわずに打ってくることが多いため、それに対して動かせるソクノのみを持たせました。
サイコシードではない理由はカプ・テテフと同時に選出しないパターンが多いからです。
配分はC161ゴルダックの雨ミズZを15/16耐えと最速ペリッパー+2。
ここまで素早さを上げた一番の理由は拘りスカーフガブリアスを追い風時に抜きたかったことです。

ジバコイル@弱点保険 頑丈
臆病 146-**-135-182-110-123
10万ボルト/ラスターカノン/めざめるパワー氷/守る

持ち物は特性の頑丈と相性がいい弱点保険。
これにより苦手な相手と対面しても1:1交換以上のトレードが期待できます。。
攻撃技はタイプ一致技2つと弱点保険と合わせてガブリアスを倒せるめざめるパワー氷。
素早さ112～115あたりのカプ・レヒレより先に動きたかったので性格は臆病にしました。

選出

AFKポリギガ系統には
先発:+or
後発:+or
が強いです。この4匹で多くの相手に対応できます。

それ以外は
追い風パーティには
カプ・テテフ入りには
を選出します。

ライブ大会の対戦レポートを載せるので、そちらも参考にしてください。

簡易対戦レポート

R1.vsくるりんさん 負け
相手:()
自分:

地均しウインディにペースを握られるが、手助け+スカーフカプ・テテフが刺さり有利になる。最後残りのカプ・コケコを手助けサイコキネシスで倒して勝てると思ったが、その前のターンにカプ・レヒレのムーンフォースの追加効果でカプ・テテフのCを下げられてしまい負け。

R2.vsカントナさん 勝ち
相手:()
自分:

初手猫+Z技が怖かったので両守るをしたらエスパーZと飛び膝蹴りがウインディに来ていてアドを取る。その後飛び膝蹴りを受けて弱点保険が発動したジバコイルを活かして勝ち。

R3.vsハルトさん 勝ち
相手:()
自分:

初手でウインディを失うも、相手のウインディをウツロイドで倒すことに成功し、ジバコイルを倒せる駒がいなくなったのでそのまま勝利。

R4.vsれもんさん 負け
相手:()
自分:

トリルされたら負けなのでマジカルシャイン+クサZでヤドキングを倒すプランでしたが、最速ドクZフェローチェにカプ・テテフを上から処理されトリックルームを決められ負け。

R5.vsみょんさん 勝ち
相手:()
自分:

指トリルからデンジュモクでほたるびを決められましたが、ウツロイドの襷とジバコイルの頑丈が活きてトリルをしのぎ勝利。

R6.vsmashさん 勝ち
相手:()
自分:

カビゴンを倒す前にマッシブーンを失うも中盤の択を当て、ハサミギロチンを避けて勝利。

QRコード

3ds.pokemon-gl.com

まとめ

環境読みは合っていたし、しっかりそれに合ったパーティを組むことができました。
プレイングもミスはなく、DAY2もそう遠いものではないと感じました。
今年のDAY1には参加予定なので、それに向けてまた努力します。